インナーチャイルドコース

「光り輝くものと出会うために」

私がホメオパスとして30年ほど患者さんをみてきて分かったことは、その多くがインナーチャイルドを抱え、苦しんでいるということです。

インナーチャイルドとは「子供の頃に抑圧された未解決な感情」のことです。
子供の頃に生じた感情が抑圧されると、その感情は潜在意識に深く沈み未解決なまま、インナーチャイルドとして残ります。
私たちの心は、膨大なインナーチャイルドの集合体なのです。
このインナーチャイルドが癒されていないために、「子供の頃に抑圧された未解決な感情」を現在の出来事に投影して、悲しみ、怖れ、怒りの感情が生じるのです。

インナーチャイルドの根っこには、悲しみがあります。「自分はダメだ」「自分は価値がない」という無価値感です。
この無価値感を抱えているから、一生懸命に価値のある人間になろう、愛される存在になろうとして頑張るのです。これが怖れです。
しかし、頑張りきれないとプライドの鎧を着け、外に原因を見つけて戦うようになります。これが怒りです。

なぜ、ある言葉や出来事に反応して心乱れてしまうのか?

それは子供の頃、親に「あなたはこういうところがダメ」などと否定されたことが、心の傷として残っているから。
それを根本的に癒すには、自分で自分を「我儘でいいんだよ、できなくてもいいんだよ」と肯定していかない限り、駄目だと否定された自分がつき纏ってしまうのです。
そこが一番の鍵なのではと思います。
そのためにはプライドを捨て「駄目な自分を認めていこう」、「負けていこう」というのが、私が生きてきて辿り着いた思いです。
皆さんにぜひ、インナーチャイルドとは何かを知ってもらい、インナーチャイルド癒しを実践して幸せになって頂きたいと心から願っています。

人生いろいろあるけれど、赦して、赦して、赦していこう。駄目な自分自身を赦していこう。

一人ひとりの魂には、一人ひとりの宿題があり、個性があります。
その個性を謳歌していく中で、あなたが負けることができた時、駄目な自分を赦すことができた時、あなたの人生の中で必ず、光り輝くものと出会えるはず。

赦しは愛です。

インナーチャイルドセラピストの仕事とは?

インナーチャイルドセラピストの役割

インナーチャイルドセラピストはクライアント自身が気づけていないインナーチャイルドを、潜在意識から顕在意識へと浮上させ、苦しみに光を当てて癒しへと導く存在です。この過程で癒されるのはクライアントだけではありません。二人三脚で問題に取り組み癒されてゆくクライアントを通じて、セラピストであるあなた自身も愛を広げ人間力を高めて成長することができます。

資格取得について

コース修了後に一般財団法人日本ホメオパシー財団が認定する試験に合格すると「日本ホメオパシー財団認定インナーチャイルドセラピスト」の資格が付与され、インナーチャイルドセラピーを提供するなどプロフェッショナルセラピストとしての活動が可能になります。

認定インナーチャイルドセラピストの活躍の場

混迷する新時代において、認定インナーチャイルドセラピストのニーズはさらに高まるでしょう。その活動の場は無限であり、災害被災者の心のケアなど学んだ知識や技術を様々な場面で活かせます。この資格は、ホメオパス、臨床心理士、介護士、教職者など、人の心のケアに携わる幅広い分野で役立てられています。

まずは自分自身を癒やしましょう

インナーチャイルドセラピストコースは、「自分を癒せた者だけが他者を認め、受け入れ、愛し、癒すことができる」という由井先生の信念に基づいています。コースを受講されたら、まずは自分のインナーチャイルドと向き合いましょう。コースを進めていく中で、これまでの人生で起こったあらゆる出来事が、あなたのインナーチャイルドを癒すために必要であったことに気づくでしょう。その過程で浮上してくるインナーチャイルドの声に耳を傾け、癒していくことによって、本来の自分の姿を取り戻すことができるのです。そのため、インナーチャイルドセラピストコースには、「資格を取得してセラピストとして人の役に立ちたい」という方だけでなく、自分の心と向き合うために入学する方も多いです。ご自身のインナーチャイルドを癒す体験が、他者を癒しへと導くセラピストへの素養を深めることになるのです。

卒業生にインタビュー

インナーチャイルドセラピストコースを受講されたからこそ語ることのできる、このコースの特徴やご自身の変化について、卒業生のお二人にお話を伺いました。

Q ご自身の感情などを通して、受講前と受講後で変化はありましたか?
3期生 Fさん

私の場合、パターンズワークという「人生の生き癖と向き合う」という学びをこれまでにやったり、インドにもよく行っていたので「カルマから生き方を探る」ことへの理解はある程度あった方だと思います。けれど、とらこ先生のインナーチャイルドセラピストコースを学んで目からウロコだったのは「自分の親や姉妹にフォーカスする」ということでした。
特に、自分自身の持つ「妹に対する嫉妬心」の大きさに対しては、インナーチャイルドセラピストコースを受けて初めて向き合うこととなりました。年子の妹は、おっとりした私とは反対の活発な性格で、男の子が欲しかった父は妹をかわいがっていました。子どもの頃は叔母に預けられることもあり、母に甘えることもできなかったことなど、気づかずにいたことが授業を通して思い出されました。
深掘りしていく中で、親との関係性、姉妹との関係性があることに気づき、受け容れて消化していくうちに、すべてが腑に落ちました。妹や母との関係性を見つめ直すことで、素直に自分の感情を受け容れ流れに任せられるようになるなど、自分自身が変わり始めた実感が出てきました。

3期生 Fさん

私が学校に入った目的は「自分を変えること」でした。しかし学校が教えてくれたのは、ダメな自分を認めそれを受け容れることでした。自分を変えたいと思うことは、ダメな自分を捨てピカピカの違う人になるということ。「私は自分で自分をいじめてきたのだ」と、学びを深めながら理解できるようになりました。
「自分にはインナーチャイルドなんてあまりないからすぐに癒せる」と思っていましたが、インナーチャイルドがないどころかずっと世間の常識に合わせて必死で生きてきた抑圧だらけの人間で、常に人の顔色を気にしながら生きてきたことに気づきました。
「なんでこんな私になったんだろう」と考えた時、母の存在が思い当たりました。母は「良い人・正論を言う人」で、私は母の期待に応えるように「こうせねばならない、こうしなくては愛されない」と頑張ってきたんです。例えばいじわるな人を嫌いに思うようなことがあっても「それは悪い感情だ。この人にも良いところはあるのだ」と負の感情を抑えてきました。人に合わせる性格は、そこからきているのだということが、授業を通して分かりました。
インナーチャイルドを癒やす中で、少しずつ積極性や行動力が出てくるなどの変化がありました。

講義内容

インナーチャイルドセラピストコース(以下、本コース)の講義は、ホメオパシー療法家である由井先生が、長年にわたり多くのクライアントが繰り返し同じところに引っかかり、自分を責めたり相手を責めたりする姿を見てきた経験から、インナーチャイルド癒しの必要性を強く感じ、自身の経験や人生哲学に基づいて体系化した「インナーチャイルド癒しの理論と実践」が主軸となっています。さらに、潜在意識に働きかけるため、ヨガニドラ(体)、香り(嗅覚)、絵と色(視覚)といったテーマを取り入れた多角的なアプローチが行われます。
 
また、過去に本コースを受講した学生が取り組んだ宿題を例に挙げ、各学生がどのようなインナーチャイルドを持ち、どのように癒していったのかを紹介します。さらに、由井先生がその過程を解説することで、まるで自分がその体験をしたかのように共鳴し、自分自身の気づきに繋がる、生きた学びとなるのです。これから本コースを受講される皆様も、同様の宿題に取り組んでいただきますので、お楽しみに。
 
そして、宿題に加えて各講義で感じた気づきや感想を「講義レポート」として提出していただきます。講義を通じて感じたことを書き出すことも、自分自身の内観と癒しに繋がる大切なプロセスです。

  • 9/15開講〜11月末まで入学可能です。
  • 各講義は配信開始から3ヶ月で配信終了となります。
  • 本コースの授業は実践を含みますが、客観的な視聴となります。
  • 本コースを終了した方は、一般財団法人日本ホメオパシー財団認定のインナーチャイルドセラピスト認定試験の受験資格が得られます。
  • 本コースの終了条件は、全授業の出席率(講義レポート提出)が80%以上及び修了試験に合格することが必須

講義一覧

  • インナーチャイルドセラピー概論
  • インナーチャイルドを癒すフラワーエッセンス①
  • インナーチャイルド癒しの心構え
  • 両親のタイプ別レメディー
  • インナーチャイルドを癒すレメディー① 「心」
  • インナーチャイルドを癒すレメディー② 「心」
  • インナーチャイルドセラピストケーステイク①
  • ヨガ・ニドラ(体)
  • 香り(嗅覚)
  • インナーチャイルドを癒すレメディー③ 「香り」
  • 絵と色(視覚)
  • インナーチャイルドセラピストケーステイク②
  • インナーチャイルドを癒すフラワーエッセンス②
  • 笑いと泣き
  • 触れる(触覚)
  • インナーチャイルドを癒すレメディー④ 「笑い、泣き、触れる」
  • 音(聴覚)
  • インナーチャイルドを癒すレメディー⑤ 「音」
  • インナーチャイルドを癒すフラワーエッセンス③
  • インナーチャイルド癒し 総まとめ
  • インナーチャイルド癒し 講演ダイジェスト

コース概要

入学金なし
授業料一括:16万円(税込)
2分割:1回目8.8万円(税込) / 2回目8万円(税込)
テキスト授業料に含む
修学期間1年間

FAQ

eラーニングを一年間、一人で挫折せずに続けられるか不安です……

多くの学生が最初は同じ悩みを持っていますが、コース終了時には「あっという間の一年間だった」と話しています。本コースの学生が集まり、悩みや宿題、癒しの取り組みを共有する交流会を年に2回開催しています(Zoom参加可)。他の学生と宿題への取り組みや癒し方を共有し合うことで、eラーニングを進める上での励みになるでしょう。また、同期同士のLINEグループがあり、情報交換や繋がりも感じられます。皆さん一緒に学んでいます。一人ではないので、大丈夫ですよ。

辛い子供時代につくられた様々なインナーチャイルドを一年で全て癒せるでしょうか?

本コースでの学びを元に地道に自分自身と向き合い続けることで、一年後には大きな変化を感じられるでしょう。ただし、インナーチャイルド癒しは人生をかけて行うもの。長年置き去りにしてきたたくさんのインナーチャイルドを癒していくには、一年という枠に囚われずコース終了後も取り組む必要があります。それでも、このコースで学んだ癒しの方法や体験があれば、今後の人生の癒しは大きく進むはずです。このコースを受けるかどうかで雲泥の差が出ると言えるでしょう。由井先生ご自身も今なおインナーチャイルド癒しを続けています。

私は子供の頃、親からも愛されましたし、インナーチャイルドはいないと思うのですが?

インナーチャイルドは誰にでも存在し、認識していないだけでどの方にも例外なくいます。もし本当にいなければ、日常で心が乱れたり、ストレスに感じることはないでしょう。本コースを通して潜在意識に働きかけることで、自分でも気づいていなかったインナーチャイルドの存在に気づき「今まで見つけてあげられなくてごめんね」という思いが沸き上がることがあります。本コースで今まで目を向けてこなかったインナーチャイルド達を見つけ、癒やしてあげてください。